VYMの買い方・配当-米国高配当ETF

VYMの買い方・配当-米国高配当ETF

VYMの買い方・配当について紹介します。VYMは米国高配当ETFです。
まるお
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VYMはどのような商品?

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、バンガード(Vanguard)社が提供する**高配当株式に特化した上場投資信託(ETF)**です。VYMは、主にアメリカの高配当銘柄を中心に構成されており、安定した配当収入を目指す投資家にとって人気のある商品です。

 

VYMの特徴

【高配当利回り】
VYMは、比較的高い配当を支払う企業の株式に投資することを目的としています。配当利回りが高い企業は、通常、財務的に安定しており、継続的に株主に還元する姿勢を持つ企業が多いため、安定したキャッシュフローを求める投資家に適しています。

 

【多様な銘柄への分散投資】
VYMは、複数の高配当株に分散投資しているため、リスクが分散されています。具体的には、数百社以上の企業の株式で構成されており、特定の企業や業界への依存を抑えることで、投資リスクを軽減しています。

 

【FTSE High Dividend Yield Indexに連動】
VYMは、FTSE High Dividend Yield Indexというベンチマーク指数に連動しています。この指数は、高い配当利回りを提供する企業を選定しており、構成銘柄には財務的に健全で安定したキャッシュフローを持つ企業が含まれます。VYMは、この指数にできるだけ近いパフォーマンスを目指して運用されています。

 

【低コスト】
VYMは、バンガード社の提供するETFの一つであり、管理費用が低いのが特徴です。低コストで運用できるため、長期的に投資する場合でもコスト負担が小さく、リターンの最大化を図ることができます。2024年時点での**経費率(管理費)**は約0.06%と非常に低い水準です。

 

【配当再投資も可能】
VYMは定期的に配当を支払いますが、投資家はその配当を再投資することで複利効果を活用し、長期的な資産成長を目指すことも可能です。配当を受け取るか、再投資するかは投資家の選択によります。

 

【主要なセクター】
VYMのポートフォリオは、多くのセクターにわたって分散されていますが、金融、エネルギー、ヘルスケア、消費者必需品などのセクターが多くを占めています。これらのセクターには安定して配当を出す企業が多く、特に高配当株の割合が高いです。

 

VYMのメリットとデメリット

【メリット】
・安定した収入源
高配当を支払う企業に投資するため、定期的に安定した配当収入が得られます。これにより、特に退職後の収入源としての利用に向いています。

 

・低コストで運用可能
VYMは経費率が低いため、長期的に運用する際にコスト負担が少なく、リターンを最大限享受できます。

 

・分散投資によるリスク軽減
多数の銘柄に分散投資されているため、特定の企業の業績に大きく依存せず、リスクが分散されます。

 

【デメリット】
・配当利回りが市場の状況に影響される
配当利回りは企業の業績や経済環境に依存するため、経済が悪化した際には配当の引き下げや停止のリスクもあります。

 

・価格変動リスク
高配当株に投資するVYMは、株式市場全体の価格変動に影響されます。特に金利上昇時には、高配当株の魅力が低下し、株価が下落することもあります。

 

VYMはどんな投資家に向いているか?

VYMは、安定した配当収入を求める長期投資家や、リタイア後の資産運用として安定したキャッシュフローを重視する投資家に適しています。また、低コストで分散投資ができるため、資産運用を始めたばかりの投資家にも魅力的な商品です。

 

VYMの配当利回り

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)の配当利回りは、

約3%前後

です。ただし、配当利回りは株価や配当額の変動により変わるため、正確な利回りは投資時点でのデータに依存します。

 

VYMの配当利回りは、アメリカ市場全体の平均配当利回りよりも高い水準にあることが多く、配当収入を重視する投資家にとって魅力的なETFです。最新の利回りを確認する場合は、VYMの公式ページや金融サイトでの情報を参考にするとよいでしょう。

 

VYMの配当権利落ち日と配当支払い日

1. 配当権利落ち日(Ex-Dividend Date)

配当権利落ち日とは、配当を受け取る権利が確定する前日です。この日までにVYMの株を保有していないと、次の配当を受け取ることができません。VYMは四半期ごとに配当を行うため、配当権利落ち日も四半期に一度設定されます。

 

権利落ち日は通常、3月、6月、9月、12月の中旬~下旬頃です。

 

2. 配当支払い日(Payable Date)

配当支払い日とは、配当金が実際に投資家に支払われる日です。通常、配当権利落ち日から約2週間から1ヶ月後に配当金が支払われます。

 

支払い日は、3月、6月、9月、12月の下旬~翌月初旬頃に行われます。

 

VYMの買い方は?

1. 証券口座を開設する

まず、証券会社の口座を開設する必要があります。VYMはアメリカのETFなので、米国株の取引が可能な証券会社を選びましょう。国内でも多くの証券会社が米国ETFの取扱いをしています。

 

日本でVYMを購入できる主な証券会社には以下のものがあります:

 

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券

 

2. 外貨(米ドル)を用意する

VYMは米ドル建てで取引されるため、米ドルが必要です。証券会社の口座に日本円で入金した後、米ドルに**為替取引(円→ドル)**を行います。証券会社によっては、日本円のまま購入し、自動的にドルに換算されるサービスを提供している場合もありますが、手動で外貨を準備する方が手数料を抑えられることがあります。

 

3. VYMを購入する

証券口座に米ドルが用意できたら、次にVYMを購入します。手順は以下の通りです。

 

証券会社の取引画面にログインし、米国株・ETFの取引画面にアクセスします。
VYMの**ティッカーシンボル「VYM」**を検索します。
買い注文を出す: 成行注文や指値注文など、希望の取引方法を選んで注文を行います。
成行注文:現在の市場価格で即座に購入する方法です。
指値注文:希望の価格を指定し、その価格で取引が成立するまで待つ方法です。

 

4. 保有後の管理

購入後は、VYMの配当金が四半期ごとに支払われます。証券会社の設定によって、配当金を現金で受け取るか、自動的に再投資するかを選べます。また、株価の変動や配当金の利回りをチェックし、必要に応じて追加購入や売却を検討します。

 

注意点

為替リスク: 米国ETFは米ドル建てで取引されるため、為替レートの影響を受けます。日本円と米ドルの為替変動により、円換算した際の評価額が変わる点に注意が必要です。
手数料: 購入時や売却時に手数料がかかることがあります。特に為替手数料や取引手数料は証券会社ごとに異なるので、比較して選びましょう。

 

楽天証券



 

楽天証券ならVYMを購入することができます。