PG/プロクター・アンド・ギャンブルは消費財メーカーで、日用品や家庭用品を展開している会社で、米国高配当株投資家の間ではかなり知名度の高い会社となっています。
何故米国高配当株投資家の間で知名度が高いのか?というと、PG/プロクター・アンド・ギャンブルは65年以上連続で増配を実施している連続増配企業なのです。半世紀以上連続増配しているわけですからね。
連続増配しているという事は、購入時の配当利回りがそんなに高くなかったとしても、数年後には購入時の価格に対しての配当利回りがかなり高くなっている可能性が高いのです。なので、割といつ購入しても損しない可能性が高いといえるかもしれませんね。
もちろん、これからもずっと増配するかどうかという事は分かりませんけどね。
株価は2018年に80ドルを割り込んだのちに下値を切り上げていって、今は160ドル前後をうろちょろしている感じになっています。5~6年で倍近い株価になっているというのもかなりすごいですね。
高配当株というのは株価が上がりにくいというのがあると思いますが、PG/プロクター・アンド・ギャンブルに関しては今のところ右肩上がりで上がっている感じです。
そこで、PG/プロクター・アンド・ギャンブルについて紹介しておきます。あくまで素人ですので間違っている所もあると思いますがご了承ください。
プロクター・アンド・ギャンブル(Procter & Gamble, P&G)は、世界的に有名な消費財メーカーであり、投資家にとっては魅力的な投資対象です。以下に、投資家目線でP&Gの特徴とポイントを説明します。
P&Gは1837年に設立され、本社を米国オハイオ州シンシナティに置いています。同社は、消費者向けの日用品を幅広く展開しており、主力製品には、衛生用品、家庭用清掃用品、パーソナルケア製品、食品・飲料品が含まれます。
ブランドには「パンパース」、「タイド」、「ジレット」、「オールドスパイス」などがあり、いずれも世界的に高い知名度を誇ります。
P&Gは安定したキャッシュフローを持ち、財務的にも堅固です。同社は長年にわたり一貫して配当を支払っており、連続増配記録も60年以上に及びます。これにより、配当利回りを重視する投資家にとって魅力的な銘柄といえます。
また、同社は持続的な成長を目指しており、新興市場への進出や新製品の開発、ブランドの強化に積極的です。
P&Gの製品は、全世界の多くの国々で販売されています。特に新興市場での売上が増加しており、これが同社の成長ドライバーとなっています。
また、グローバルな供給チェーンを構築しており、地域ごとの経済変動や市場の変化に対する柔軟性を持っています。
P&Gは、研究開発(R&D)に積極的に投資しており、製品のイノベーションを推進しています。これにより、競合他社との差別化を図り、消費者からのブランドロイヤルティを強化しています。
特に、エコフレンドリーな製品や高付加価値製品の開発に注力しており、持続可能な成長を目指しています。
P&Gは、製品ポートフォリオの合理化を進め、収益性の向上を図っています。また、コスト削減や効率化を通じて、競争力の強化を目指しています。
しかし、同社が直面する課題としては、競争の激化や消費者の嗜好の変化があります。これに対処するため、デジタルマーケティングやデータ分析を活用して消費者行動を深く理解し、迅速に対応する体制を整えています。
P&Gは、環境保護や社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。持続可能な製品の開発や、サプライチェーン全体でのエコフレンドリーな取り組み、ダイバーシティとインクルージョンの推進など、ESG(環境・社会・ガバナンス)面でも高い評価を受けています。これらの取り組みは、長期的な視点で企業価値を高める要素とされています。
プロクター・アンド・ギャンブルは、安定した収益基盤と強力なブランドポートフォリオを持つ企業です。特に、配当の安定性や成長市場への対応、ESGへの積極的な取り組みなどが、投資家にとっての魅力です。
しかし、競争環境や市場変化への対応も求められており、これらに対する戦略の成功が今後の成長を左右します。
PG/プロクター・アンド・ギャンブルの配当利回りは、
2.5%前後
となっています。配当利回りは株価によって変わってきますが、今の株価だとこの2.5%前後ぐらいをうろちょろすることが多いです。
驚くような高い配当利回りという訳ではありませんが、これが年々増配されていくと考えるとちょっと楽しみでありますね。
あと配当性向も気になる方が多いと思います。連続増配企業だからとはいっても、配当金を無理して支払っているのならば意味がないですからね。
PG/プロクター・アンド・ギャンブルの配当性向は、
60%~70%程度
この辺りで推移していて、無理して配当金を支払っているわけではないというのが分かりますね。配当性向が低い訳ではありませんが、無理している感じはしないことが分かるでしょう。
配当権利落ち日というのは、株主が配当を受けるために重要な日付で、配当を受け取るためにこの配当権利落ち日には株式を保有している必要があります。
ですので、PG/プロクター・アンド・ギャンブルを購入しようとしている方は、この配当権利落ち日はしっかり確認しておかないといけませんね。
そこで、PG/プロクター・アンド・ギャンブルの配当権利落ち日と、配当金が支払われる配当支払い日を以下で紹介しておきます。
配当権利落ち日 | 配当支払い日 |
---|---|
1月中旬 | 2月中旬 |
4月中旬 | 5月中旬 |
7月中旬 | 8月中旬 |
10月中旬 | 11月中旬 |
このようになっていて、年4回ほど配当金の支払い日があります。年2回が基本となっている日本株と違い、年4回配当金がもらえるというのは有難いですね。
PG/プロクター・アンド・ギャンブルは米国株ですので、買い方が分からないという人もいるかと思いますが、PG/プロクター・アンド・ギャンブルの買い方は難しくも何ともありません。
米国株を扱っている証券会社ならば普通に購入することができます。日本株を買うのと同じような感じで買うことができますよ。
まだ証券会社に口座を開設していないという方や、口座開設している証券会社が米国株を取り扱っていないという事なら、楽天証券に口座開設するといいでしょう。
楽天証券は管理画面も扱いやすいですし、口コミなどの評判も高い人気ですからね。
楽天証券に口座開設することが出来れば、PG/プロクター・アンド・ギャンブルの購入に必要な資金を口座に入金します。
で、証券会社の取引プラットフォームで、P&Gのティッカーシンボルである「PG」を検索して、最新の株価情報や企業の財務情報を確認します。
その後に購入を決めたら、購入したい株数を入力し注文を出すという流れになります。