米国高配当銘柄を探していると、BP/BPが気になってきたという人もいるでしょう。BP/BPは歴史的にも高配当を提供してきた企業で、配当収入を重視して投資している僕たちにとっては魅力的なものですからね。
このBP/BPは安定した配当と強固な財務基盤、多様なエネルギー事業への投資が魅力ですが、石油価格の変動や環境規制、再生可能エネルギー分野での競争、地政学リスクなども考慮して投資の判断をしないといけません。
ただただ、高配当株だからという訳で投資するわけにはいきませんからね。
株価に関しては2020年に20ドルを切ったのを機に、徐々に下値を切り上げていき今は30ドルぐらいという感じです。これからも下値を切り上げてくれればいいですね。
そこで、BP/BPについて紹介したいと思います。ただ、あくまで素人ですので間違っている所もあるかと思いますので、そこのところご了承ください。
BP(British Petroleum)は、世界有数の石油・ガス会社であり、エネルギー業界において重要な役割を果たしています。
BPは、1909年にイギリスで設立された企業で、本社はロンドンにあります。長い歴史を持ち、世界各地で石油・ガスの探査、生産、精製、輸送、販売を行っています。現在、BPはグローバルに展開するエネルギー企業として、多様なエネルギーソリューションを提供しています。
BPの事業は大きく分けて、上流、中流、下流の三つの部門に分かれています。
1. 上流部門(探査・生産)
上流部門では、石油と天然ガスの探査および生産を行っています。BPは世界中の陸上および海上の油田やガス田で活動しており、特に北海やメキシコ湾での大規模な探査・生産プロジェクトに関わっています。
2. 中流部門(輸送・貯蔵)
中流部門では、石油と天然ガスの輸送と貯蔵を行っています。BPはパイプラインやLNG(液化天然ガス)輸送施設を保有し、エネルギーの安定供給を支えるためのインフラを整えています。
3. 下流部門(精製・販売)
下流部門では、石油製品の精製と販売を行っています。BPは世界各地に製油所を持ち、ガソリン、ディーゼル、潤滑油、化学製品などを生産しています。また、BPブランドのガソリンスタンドを展開し、消費者に直接エネルギー製品を提供しています。
BPは、再生可能エネルギー分野にも積極的に取り組んでいます。風力発電、太陽光発電、バイオエネルギーなど、さまざまな再生可能エネルギープロジェクトを展開し、持続可能なエネルギーの供給を目指しています。特に、再生可能エネルギーへの投資を拡大し、2050年までにネットゼロエミッションを達成するという目標を掲げています。
BPは技術革新に力を入れており、新しい探査・生産技術や効率的な精製プロセスの開発に取り組んでいます。また、環境対策にも注力しており、温室効果ガスの排出削減や環境保護活動を積極的に行っています。特に、メタン排出削減やカーボンキャプチャー(CO2の回収・貯蔵)技術の開発に力を入れています。
BPは、財務基盤が堅固であり、安定した収益を上げ続けています。配当政策も安定しており、株主に対して定期的な配当を支払っています。特に、高配当株として知られており、長期的な投資先として人気があります。
BPは、世界有数の石油・ガス企業として、探査・生産から精製・販売まで幅広い事業を展開しています。再生可能エネルギーへの積極的な投資や環境対策にも取り組んでおり、持続可能なエネルギー供給を目指しています。技術革新と財務安定性が強みであり、長期的に信頼できるエネルギー企業として、多くの投資家に支持されています。
BP/BPは配当利回りの高さが魅力の株であると思いますが、その配当利回りは、
5%前後
となっています。配当利回りに関しては株価によって変わってくるので、その日によって違いますが、30ドル~40ドルをうろちょろしている今は5%前後となっていることが多いです。
米国株って驚くような配当利回りの株もありますが、この5%でも十分高い配当利回りと言えますよね。
配当性向は企業が稼いだ純利益のうち、どの程度を配当金として支払っているかを示す指標ですが、BP/BPは、
40%~60%
この範囲内にあることがほとんどです。無理して支払っていないという事が分かりますね。これからもある程度安定して配当金が支払われそうな感じはします。
BP(British Petroleum)の配当権利落ち日と配当支払い日は、株主が配当を受け取る権利を得るために重要な日付になります。配当権利落ち日には株売四季を購入していないと配当金がもらえませんからね。
これらの日付は四半期ごとに設定されていますが、具体的な日付は毎年異なるため、最新の情報はBPの公式ウェブサイトや投資家向けのリリースを参照するようにしてください。
とりあえず一般的なスケジュールを紹介しておきますね。
配当権利落ち日 | 配当支払い日 |
---|---|
2月中旬 | 3月下旬 |
5月中旬 | 6月下旬 |
8月上旬 | 9月下旬 |
11月上旬 | 12月下旬 |
四半期ごとに設定されていますので、1年間に4回ほど配当金がもらえるという事になります。
BPはイギリスの企業であり、ADRという形でニューヨーク証券取引所に上場しています。
イギリスはADRでの配当金に対して源泉徴収がかからないようになっています。ですので、BPの配当金を受け取ってもイギリスでの源泉徴収税はありません。
ただ、日本では課税されるようになっていて、所得税15%と住民税5%の合計20%の税金が課税されるようになっています。これは配当金の支払い時に証券会社を通じて源泉徴収されるようになります。
ただ、日本にはNISAという制度がありますので、BPをNISA口座を使って購入すれば税金がかかりません。
BPはある程度安定した収入を支払ってきた実績もありますので、NISA口座の成長投資枠を使って購入するのもありかもしれませんね。自分の投資戦略などを考えてどうするか決めるといいでしょう。
BP/BPはリスクもありますが、安定した配当や強固な財務基盤から買いたいというというしかの方は多いと思います。
ただ、イギリスの会社であったりADRであったりと、ちょっとよく分からない言葉が出てきて買い方が分からないという人もいるでしょう。
でも、BP/BPの買い方は難しくもなんともなく、米国株を取り扱っている証券会社ならば普通に購入することができます。
自分がいま口座開設している証券会社は米国株を扱っていないという事ならば、楽天証券に新たに口座開設するといいでしょう。楽天証券はネット証券大手ですし、口コミでも人気の高い証券会社なのでおすすめです。
楽天証券に口座開設すると、BPのティッカーシンボルは「BP」ですので、取引プラットフォームでこのコードを入力するなどして銘柄検索して購入ボタンを教えていくだけになります。