米国の高配当株を探しているとSQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリという銘柄を見かけたことがある人もいるでしょう。名前がめっちゃ長いですよねw
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリは配当利回りが高いという事で有名ではありますが、今は結構配当利回り自体が下がりつつあります。
リチウムを取扱会社で、電気自動車の成長がちょっと止まりつつあるという事から株価は下げているというのと、利益も伸びていっているわけではないという事から配当金もちょっと少なくなっているのかなという感じですね。
ただ、リチウムの価格が回復することにより業績と株価が上がっていくという可能性は十分あります。そうなると配当金も多くなり配当利回りが上がっていく可能性も十分あり得そうですね。
株価は2022年に120ドル近くまで上げたの後の2023年からはどんどん下げていっていて、今は40ドル近い金額にまで下がってしまっています。ピークの時から考えるとちょっと怖いぐらいの下がり方ですね。
この辺りを底にして反転していくのか、それともまだまだ下げるのかというのは予想がつきませんね。下がってくると20ドルぐらいまで下がってしまう可能性はあるかもしれません。
このSQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリについて紹介したいと思います。ただ、あくまで素人なので間違いなどはご了承の上ご覧ください。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリはチリのサンティアゴに本社を置く化学メーカーで、ヨウ素やリチウムの生産をおこなっています。
化学製品の原料の多くが、アタカマ砂漠によって産出されているようですよ。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリは6つの事業単位を通して事業を展開しています。
特殊植物栄養素(SPN)部門はブランド「Ultrasol」、「Qrop」及び「Speedfol」の下で有機肥料と栄養溶液の生産を行います。
ヨウ素部門はヨウ素の抽出及びヨウ素誘導体の生産を行います。化学元素リチウムは主に充電式電池の生産に使用されています。
工業用化学品部門は硝酸ナトリウム、硝酸カリウム及びホウ酸等の化学製品の生産に使用されています。カリウム部門は塩化カリウムと硫酸カリウムの生産を含み、その他製品・サービス部門は他の部門へのサポートを含むようになっているのです。
とりあえず大手の化学メーカーっていう事ですね。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリは配当利回りが高いという事で人気ですが、その配当利回りは、
5.17%
となっています。正直驚くような米国高配当株にありがちな配当利回りではありませんが、それでも5%を超えているという事は高い配当利回りとは言えるでしょう。
前年度に比べて配当利回りが落ちているという事もあるかと思います。
とりあえず安定した配当金ではないというのは間違いありませんので、SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリを購入する際は頭に入れておいてください。
配当性向はイマイチはっきりしたものが分かりませんでしたが、低くはなく高いというのは間違いないのかなと思います。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリの配当を得るには、権利落ち日には買っておかなければいけません。
ですので、SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリの配当権利落ち日と配当支払い日ですが以下のようになっています。
配当権利落ち日 | 配当支払い日 |
---|---|
5月中旬 | 5月下旬 |
7月中旬 | 7月下旬 |
11月上旬 | 11月中旬 |
12月上旬 | 1月上旬 |
となっていて年4回の配当金となっています。日本株は年2回の所が多いですが、米国株は年4回あるところが多いので良いですよね。
しかも、SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリはどちらかというと1年の後半にまとまって配当金が支払われる感じですね。
上手に資金移動させて配当金をもらいたいところです。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリはADRという形でニューヨーク証券取引所に上場しています。
このADRというのはその国によってかかる税金が変わってきます。
チリはというと35%と結構高くなっていますので、配当金にかかる税金という面でメリットが薄いですね。正直なところこれだけの税金を取られるのならば、もっと配当利回りが良くないと買うのは難しいのかなという感じです。
これから利益が拡大していって株価も上がっていくという確率が高いのなら話は別かもしれませんが、実際のところここから株価がどんどん上がっていく確率は低そうな感じもしますもんね。
これにプラスして日本で、20.315%という税金もとられます。これはNISAで購入することにより0にすることはできますが、それでも米国での税金が大きいのでちょっと考え物になってくるでしょう。
SQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリはADRでの米国での税金でデメリットがありますが、これからのリチウムの需要が上がってくるなどと予想する方などは買いたいという人もいるでしょう。
そういった方もSQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリは米国株を購入するように買うことができます。
米国株を扱っていてもいSQM/ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリがない所もありますが、ネット証券大手で人気の楽天証券ならば普通に購入することができます。
NISA口座も開設しておけば、NISAでも保有することができますよ。