香川県ってあまり「山」のイメージってないですよね。愛媛県とかに行くと凄く大きな山が連なっているのを見たりしますが、香川県は山がポツンポツンとある感じですね。
この香川県で有名な山といえば「屋島」であったり、讃岐富士といわれている「飯野山」ではないでしょうか。
高松市内あたりにいれば屋島は見えますよね。ある意味ハワイのダイヤモンドヘッドみたいな感じの山です。
讃岐富士である「飯野山」も高速道路を走っていて見ることがあるという人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、この屋島は山頂標高が292.07mとなっていて、そんなに高い山ではないですね。讃岐富士である飯野山は422mとなっていて屋島よりかは高い標高になります。
屋島は体力づくりの一環で登ったことが何度かあるのですが、割と簡単に屋島寺の所まで行くことができますね。体力に自信のない方は坂道が結構きついかもしれませんが。
では、香川県で一番高い山はどれなのでしょうか?
香川県で最も高い山は「竜王山」(りゅうおうざん)です。この山は香川県西部に位置しており、標高は1,060メートルです。竜王山は、香川県と愛媛県の境界に位置し、讃岐山脈の一部を形成しています。竜王山はその名前が示すように、古くから龍神信仰と結びついており、山頂には竜神を祀る神社が存在しています。
竜王山は豊かな自然に恵まれており、登山道沿いには四季折々の植物が見られます。春にはツツジが美しく咲き誇り、秋には紅葉が山を彩ります。また、山頂からは瀬戸内海を一望することができ、晴れた日には四国や中国地方の山々を見渡すことができます。これにより、竜王山はハイキングや登山、自然観察を楽しむ人々に人気のスポットとなっています。
竜王山への登山ルートはいくつかあり、初級者から上級者まで様々なレベルのハイカーが楽しめます。一般的なルートとしては、香川県側の琴平町からの登山道があります。このルートは整備されており、登山口から山頂までの所要時間は約2〜3時間です。登山道は緩やかな傾斜が続くため、初心者でも比較的容易に登ることができます。
竜王山はその宗教的・文化的な側面でも知られています。山頂には「竜王神社」があり、ここでは龍神が祀られています。地元の人々は竜王山を「聖なる山」として尊重し、龍神への祈りを捧げるために訪れることが多いです。また、竜王山には古くからの伝説や神話が数多く残されており、これらの物語が山の神秘性を高めています。
香川県で最も高い山で、香川県と愛媛県の境界に位置します。讃岐山脈の一部を形成し、山頂には竜神を祀る神社があります。豊かな自然に恵まれ、登山道は比較的整備されており、初心者でも挑戦しやすいです。
雲辺寺山は、四国八十八箇所霊場の第66番札所である雲辺寺が山頂近くにあることで知られています。四国霊場巡りの参拝者にも人気のスポットです。ロープウェイも整備されており、気軽に訪れることができます。
天霧山は、豊かな自然景観と登山道の整備が特徴です。山頂からの眺望は素晴らしく、讃岐平野や瀬戸内海を一望できます。登山初心者から中級者まで楽しめる山として人気があります。
大川山は、標高こそ竜王山に次いで2番目に高い山ですが、その美しい自然と静けさで知られています。特に秋の紅葉シーズンには多くの登山者が訪れます。
五色台は、標高は比較的低いですが、その自然景観とアクセスの良さから人気があります。五色台スカイラインを利用してドライブしながら美しい風景を楽しむことができます。
別名「讃岐富士」とも呼ばれ、その美しい円錐形の山容が特徴です。香川県のシンボル的な存在で、多くのハイカーや観光客が訪れます。山頂からは瀬戸内海を一望でき、特に夕日の眺めが絶景です。
紫雲出山は、春になると一面に広がる桜の花で有名です。山頂には展望台があり、瀬戸内海の多島美を楽しむことができます。ハイキングコースも整備されており、家族連れにも人気です。
四国で一番高い山となると愛媛県にある石鎚山(いしづちさん)で1,982mとなっています。香川県で一番高い山である竜王山のある意味倍ぐらいありますね。
ちなみに、徳島県で一番高い山は剣山で1,955m、高知県で一番高い山は三嶺(みうね)、愛媛県は先ほどの石鎚山となっています。
こう見てみると、四国でも香川県の山はかなり低い感じになっていますね。香川県で一番高い山の竜王山でも、四国のトップ10にも入っていません。
香川県はやはり小さ目の山がポツポツという感じなんでしょうね。