米国高配当株って見ていると楽しくなりますよね。日本の高配当株とは比較にならないぐらいの配当利回りだったりしますから。
そんな中、ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングも気になる銘柄の一つです。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングはブラジルのサンパウロに本社を置く銀行グループで、ADRという形でニューヨーク証券取引所に上場しています。
株価はコロナショックで4ドルを切ってからはちょっとづつ下値を切り上げてきている感じで、今は6ドルぐらいをうろちょろしているという感じです。
素人ながらの勝手な感覚ですが、6ドルを大きく下回って5ドル近くまで来たら、せっかくの上昇トレンドは崩れて落ちていくのかなと思っています。6ドルぐらいを耐えて伸びていってくれれば上昇トレンド継続かなという感じですね。
このITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングについて紹介したいと思います。あくまで素人ですので、間違っていることもあるかと思いますがご了承ください。
イタウ・ウニバンコ・ホールディング (ITUB) は、ブラジルに本拠を置く、ラテンアメリカ最大の金融機関の一つであり、同地域を代表する大手銀行です。投資家の視点から見たこの企業の特徴や重要なポイントを以下に詳しく説明します。
イタウ・ウニバンコ・ホールディングは、2008年にイタウ・バンコとウニバンコの合併により設立されました。現在は、ブラジルを中心に、ラテンアメリカ、北米、ヨーロッパ、アジアにわたって広範な事業展開を行っています。主な事業は以下の通りです。
リテールバンキング: 個人向け銀行サービスを提供しており、ブラジル国内の広範なネットワークを通じて、預金、融資、クレジットカード、保険、年金、投資商品などを取り扱っています。
【コーポレートバンキング】
企業向けの金融サービスを提供しており、企業融資、投資銀行業務、資本市場へのアクセス、トレードファイナンス、キャッシュマネジメントなどが含まれます。
【資産運用・プライベートバンキング】
高額資産を持つ顧客や機関投資家向けに資産管理サービスを提供しています。ブラジル国内外で資産運用ビジネスを展開し、リスク管理と資産の成長に焦点を当てています。
【保険】
イタウは保険商品も提供しており、生命保険、財産保険、年金プランなどが含まれます。これにより、顧客のニーズに幅広く応えることができます。
イタウ・ウニバンコは、強固な財務基盤を持つ企業として評価されています。ブラジルの経済状況に大きく依存していますが、近年では地域を超えた多角的な収益源の確立にも力を入れています。
【収益性】
同社は長年にわたり、安定した収益性を維持しています。利鞘の確保、効率的なコスト管理、強力なクレジットポートフォリオの管理がその要因です。
【配当】
イタウは高い配当利回りを誇り、投資家にとって魅力的な配当収入源となっています。配当政策は比較的安定しており、継続的な収益の一部を株主に還元しています。
【資本の健全性】
同社はブラジルの主要な銀行の中でも、強固な資本比率を維持しています。これは規制当局の要件を超えたものであり、リスク耐性が高いことを示しています。
イタウ・ウニバンコは、ブラジル国内で非常に強い競争力を持っていますが、国際市場でもその存在感を強めています。
【ブラジル市場】
イタウはブラジル国内で大規模なネットワークを持ち、市場シェアの面で他の主要銀行(ブラデスコ、バンコ・ド・ブラジル)と競争しています。特にデジタルバンキングの分野でのイノベーションが進んでおり、若年層を中心に顧客基盤を広げています。
【国際展開】
ラテンアメリカ地域でのさらなる成長を目指し、近隣諸国への展開を強化しています。また、欧米やアジア市場への進出も進めており、グローバルに事業を拡大しています。
イタウ・ウニバンコに投資する際には、いくつかのリスク要因も考慮する必要があります。
【ブラジル経済依存】
同社の収益はブラジル経済に大きく依存しており、政治的・経済的な不安定さが業績に影響を与える可能性があります。特にインフレーション、金利の変動、通貨リスクは注視すべき要素です。
【規制リスク】
ブラジルの金融業界は厳しい規制の下にあり、政府の政策変更や新たな規制が同社の業績に影響を与える可能性があります。
【競争圧力】
国内外の銀行やフィンテック企業との競争が激化しており、市場シェアの維持が課題となっています。特にデジタルバンキング分野では、技術革新が急速に進んでおり、イタウも対応を迫られています。
イタウ・ウニバンコは、ラテンアメリカを代表する金融機関であり、長期的な視点で見ると、ブラジルおよびラテンアメリカの経済成長に乗る形で成長が期待できる銘柄です。
【高い配当利回り】
安定した配当政策と高い配当利回りが、収益を求める投資家にとって魅力的です。
【成長性】
デジタルバンキングや資産運用など、成長が見込まれる分野への積極的な投資も進めており、今後の成長が期待されます。
多様化した事業ポートフォリオ: リテールからコーポレート、資産運用まで幅広い事業を展開しており、収益源が多様であることがリスク分散に寄与しています。
イタウ・ウニバンコは、ラテンアメリカ市場における強力なポジションと安定した財務基盤を持つ銀行です。ブラジルの経済状況に影響を受けやすい面はありますが、安定した収益性、高い配当利回り、成長分野への投資を評価する投資家にとって魅力的な投資対象となり得ます。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングは高配当株として人気ですが、その配当利回りは、
7.24%
程になります。株価などの状況によって前後するかと思います。
米国の高配当株だと10%超えることが多かったりするので、そんなに目立った高配当という訳ではないかもしれませんが、それでも十分な高配当株といえるでしょう。
配当性向に関してはちょっとイマイチわからなかったのですが、60%程度ではないかなという感じです。
60%ならばそんなに無理して出しているという感じではないですね。もちろん配当性向が高めなというのは間違いないでしょうけど。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングの配当の大きな特徴として、配当が年16回あるという事ですね。1カ月に1回よりも多い計算なので驚きですよね。
もちろん、配当回数は多いほうが嬉しいのは嬉しいですが、ここまで多くなくてもいいのかなという感じがします。米国配当でありがちな年4回とかで十分な感じがしますよね。
ですので、配当権利落ち日も16回あるという事になりますね。ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングの配当権利落ち日と配当支払い日は以下のようになります。
配当権利落ち日 | 配当支払い日 |
---|---|
2月上旬 | 3月中旬 |
3月上旬 | 4月中旬 |
3月下旬 | 9月上旬 |
4月上旬 | 5月中旬 |
5月上旬 | 6月中旬 |
6月上旬 | 7月中旬 |
6月中旬 | 9月上旬 |
7月上旬 | 8月中旬 |
8月上旬 | 9月中旬 |
9月上旬 | 10月中旬 |
9月中旬 | - |
10月上旬 | 11月中旬 |
11月上旬 | 12月中旬 |
12月上旬 | 1月中旬 |
12月上旬 | 5月中旬 |
12月下旬 | 2月中旬 |
月に2回とか権利落ち日がある時の配当金は、ちょっと不定期な感じでだいぶ後になったりするみたいです。とりあえずおおよそな感じがこんな感じですので、詳しくはちょっと分からない感じです。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングはブラジルのサンパウロに本社を構える会社です。ですのでブラジルのADR銘柄という事でニューヨーク証券取引所に上場しています。
このADR銘柄は国によって米国での税金が変わってくるのですが、ブラジルに関しては税金は0となっています。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングから支払われた配当金に対して、税金を支払わなくていいという事になっているのです。これは有難いですよね。
日本に関しては支払わなくては行けなくて、ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングから支払われた配当金に対して、20.315%の税金を支払うようになります。
ただ、日本にはNISAという制度がありますので、NISA口座でITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングを保有しておけば配当金に対して税金を支払わなくて済みます。
日本でもITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングの配当金に対して支払わなくていいので、ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングから支払われた配当金を丸々貰えるという事ですね。
高配当で年16回もの配当金を丸々貰えるというのはメリットが大きいですね。
ITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングが欲しいと考える人は多いと思います。高配当で年16回もの配当金となるとものすごく魅力的ですからね。
でも、ブラジルの会社の株ってどうやって買ったらいいの?と買い方が分からないという人もいるでしょう。
買わない事には配当金はもらえませんからね。
このITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングの買い方ですが、普通に米国株を買うようにして買えばいいだけになります。
なので米国株を取り扱っている証券会社ならば基本的に購入することが出来るようになっています。一部の米国株しか取り扱っていない所もありますのでちょっと確認が必要かとは思いますが。
大手ネット証券である楽天証券は関しては取り扱いがあるので購入することができますよ。楽天証券に口座開設していない方は口座開設してITUB/イタウ・ウニバンコ・ホールディングを購入するといいでしょう。