エクソンモービルは、世界最大級の石油・ガス会社として知られており、投資家にとって魅力的な要素がいくつかあります。
まず、エクソンモービルは安定した配当を長期にわたって支払い続けており、高い配当利回りを提供しています。この点は、配当収入を重視する投資家にとって非常に魅力的です。
さらに、エクソンモービルは強固な財務基盤を持っており、長期的に安定した収益を上げています。これは、経済状況が変動する中でも企業の安定性を確保する要素となります。また、エクソンモービルはグローバルに事業を展開しており、多様な地域での事業活動によって地理的リスクを分散しています。
一方で、エクソンモービルへの投資にはいくつかのリスクも伴います。まず、石油やガスの価格変動が業績に大きく影響するため、市場の動向に敏感であることが挙げられます。
また、環境規制の強化や再生可能エネルギーへの移行が進む中で、エクソンモービルの事業環境が変化する可能性があります。このような環境変化に対する適応力が求められます。
エクソンモービルは、技術革新や市場の変化にも直面しており、これらの要素が将来的なリスクとなり得ることを考慮する必要があります。投資を検討する際は、エクソンモービルの安定した配当や強固な財務基盤といったポジティブな面と、石油価格の変動や環境規制のリスクといったネガティブな面の両方をバランスよく評価することが重要です。
自身の投資目的やリスク許容度を踏まえ、エクソンモービルへの投資が適しているかどうかを慎重に判断することが求められます。
そこで、エクソンモービルについて色々と紹介したいと思います。ただ、あくまで素人ですので間違っている所もあると思いますがご了承ください。
エクソンモービル(ExxonMobil)は、世界最大級の石油・ガス会社であり、エネルギー業界を代表する企業の一つです。以下に、エクソンモービルの概要と特徴を説明しておきます。
エクソンモービルは、1870年に設立されたエクソン社とモービル社が1999年に合併して誕生しました。本社はアメリカ合衆国テキサス州アービングにあります。世界各地で事業を展開しており、石油およびガスの探査、生産、精製、輸送、販売を行っています。
エクソンモービルの事業は大きく分けて以下の三つの部門に分かれています。
1. 上流部門(探査・生産)
上流部門では、石油と天然ガスの探査および生産を行っています。世界中の陸上および海上の油田やガス田で活動しており、特に深海油田やシェールガスの開発に強みを持っています。
2. 中流部門(輸送・貯蔵)
中流部門では、原油や天然ガスの輸送および貯蔵を行っています。エクソンモービルはパイプラインやLNG(液化天然ガス)輸送施設を保有しており、エネルギーの安定供給を支えています。
3. 下流部門(精製・販売)
下流部門では、石油製品の精製および販売を行っています。世界各地に製油所を持ち、ガソリン、ディーゼル、潤滑油、化学製品などを生産しています。エッソ(Esso)やモービル(Mobil)といったブランドでガソリンスタンドを展開し、広範な販売網を持っています。
エクソンモービルは強固な財務基盤を持ち、安定した収益を上げ続けています。長期的に安定した配当を支払い続けており、高配当株としても知られています。この点は、配当収入を重視する投資家にとって非常に魅力的です。
エクソンモービルは、エネルギー業界の技術革新において世界をリードする企業です。深海探査技術やシェールガス開発技術に加え、再生可能エネルギーへの投資やカーボンキャプチャー(CO2の回収・貯蔵)技術の開発にも積極的に取り組んでいます。環境規制の強化や温室効果ガス排出削減の要請に応えるため、持続可能なエネルギーの開発にも力を入れています。
エクソンモービルは、世界各地で事業を展開しており、グローバルな市場でのプレゼンスが非常に強いです。多様な地域での事業活動により、地政学的リスクの分散が可能であり、エネルギー需要の変動に柔軟に対応する体制が整っています。
エクソンモービルは、世界最大級の石油・ガス会社であり、探査・生産から精製・販売まで幅広い事業を展開しています。強固な財務基盤と安定した配当、技術革新と環境対策への取り組み、グローバルなプレゼンスが特徴です。エネルギー業界において重要な役割を果たしているエクソンモービルは、投資家にとっても注目すべき企業と言えます。
XOM/エクソンモービルに投資する大きな魅力として配当金が挙げられます。配当金は投資したメリットを感じやすいですし、XOM/エクソンモービルは高配当株として人気ですから。
このXOM/エクソンモービルの配当利回りですが、株価の上下によって違ってきますが120ドルぐらいの株価で、
約3.1%
程となっています。あまり高い配当利回りという感じはしないですが、それでも3%ダイアルというのは有難い所ですね。超大型株で業績も割と安定しているわけですので。
あと配当性向が気になる方も多いと思います。配当性向は企業が稼いだ純利益のうち、どの程度を配当金として支払っているかを示す指標になります。
XOM/エクソンモービルの配当性向は
約55%~60%
ぐらいの範囲内に収まっています。大体ですが、企業利益の約半分ぐらいを配当金として、株主に還元しているという事になりますね。
半分ぐらいならば、そんなに無理して支払っているという感じはしないので、これからも配当金の支払いは問題ないのかなという感じがします。
XOM/エクソンモービルは配当金目当てで購入した人も多いと思うのですが、配当金を得るためには配当権利落ち日までに株を購入していないといけません。
ですので、配当権利落ち日はしっかり確認しておかないといけないですね。あと、配当権利落ち日前後の株価の動きとかもチャートで確認しておくといいかもしれませんね。
XOM/エクソンモービルの配当権利落ち日と配当支払い日は以下のようになっています。
配当権利落ち日 | 配当支払い日 |
---|---|
1月上旬 | 3月上旬 |
4月上旬 | 6月上旬 |
7月上旬 | 9月上旬 |
10月上旬 | 12月上旬 |
その年によって詳しい日付は違ってきますので、購入する際は確認しておくようにしましょう。
年4回配当金がもらえるというのは有難いですね。日本株だと年2回の所がほとんどですので。
エクソンモービルは米国の企業であるため、配当金はまず米国で課税されます。通常、米国の源泉徴収税は30%ですが、日米租税条約に基づいて日本の居住者の場合、この税率は10%に軽減されます。
米国で源泉徴収された後、日本でも配当金に対して課税が行われます。日本の税制では、外国株式の配当金に対して所得税と住民税が課されます。
外国株式の配当金に対する所得税は15%、住民税は5%で、合計20%の税率が適用されます。例えば、エクソンモービルから1,000ドルの配当金を受け取る場合、まず米国で10%(100ドル)が源泉徴収されます。残りの900ドルに対して日本で20%の税金が課されるため、所得税として135ドル、住民税として45ドルが課税されます。
米国で支払った税金については、日本での所得税申告時に外国税額控除を適用することができます。これにより、米国で支払った10%の税金を日本の所得税から差し引くことができ、二重課税を防ぐことができますよ。
日本にはNISAという制度もありますので、NISAの制度を利用してXOM/エクソンモービルの株を買えば日本では課税されないようになります。
XOM/エクソンモービルは安定した配当金を支払っている企業ですので、NISA口座での購入も検討するといいでしょう。
エクソンモービルの株を購入するためには、まず米国株を取り扱っている証券会社を選び、そこで証券口座を開設する必要があります。
まだ米国株を取り扱っている証券会社の甲を解説していないという方は、楽天証券の口座を開設すると良いですよ。使いやすいですし米国株も扱っていてXOM/エクソンモービルの株も購入することができますよ。