MO/アルトリア・グループの新NISAでの買い方は?

MO/アルトリア・グループの新NISAでの買い方は?

MO/アルトリア・グループの新NISAでの買い方等を紹介します。高配当株で魅力的な株ですよ。
まるお
まるお
 

高配当株で魅力的なMO/アルトリア・グループ

アメリカの高配当株を調べていると「MO/アルトリア・グループ」は割と出てくるかもしれません。かくいう僕もアメリカの高配当株を調べていてMO/アルトリア・グループが出てきてました。

 

日本株で魅力的な高配当株というのは少なくなってきて、2023年に日本の高配当株もガッツリ上がってしまったので、これからちょっとづつでも集めていくのは日本株はどうなのかな?っていう気がしないでもないです。

 

高配当株なので値上がりはあまり意識しなくていいと思うのですが、株価が上がりすぎて配当利回りが低くなってしまえば微妙ですよね。

 

そんな中、MO/アルトリア・グループはちょっと株価も上がりつつありますが、それでも今だに配当利回りは高いですよね。

 

なので日本の高配当株で結構値上がりして、今の配当利回りが低くなってしまっているものを売ってしまって、MO/アルトリア・グループを買おうと思っています。あとは、BTI/ブリティッシュ・アメリカン・タバコですね。

 

海外のたばこの高配当株に入れ替えることによって、一気に配当金を増やせるかなと思っています。そこで、MO/アルトリア・グループの事を紹介したいと思います。

 

あくまで素人ですので間違っている所もあると思いますがご了承ください。

 

マルボロ

 

MO/アルトリア・グループという企業

アルトリア・グループ(Altria Group)は、投資家にとって注目すべき企業の一つであり、特に高配当銘柄として知られています。以下に、投資家目線でのアルトリア・グループについて詳しく説明します。

 

1. 安定した高配当

【配当利回り】
アルトリアは、高配当利回りを提供している企業の一つで、2023年時点で配当利回りは約8%に達しています。これは、特にインカムゲイン(配当収入)を重視する投資家にとって非常に魅力的です。企業は安定的なキャッシュフローを背景に、長期にわたって一貫した配当を提供しています。

 

【配当の安定性】
アルトリアは、成熟した市場で安定した収益を上げているため、配当の支払い能力が高いとされています。さらに、過去数十年にわたって連続して増配を行っており、株主還元に対する強いコミットメントが伺えます。

 

2. 事業の多角化とリスク

【タバコ事業のリスク】
主力であるタバコ事業は規制強化や健康リスクに関連する社会的・法的なリスクを伴います。米国におけるタバコの消費量は長期的には減少傾向にあり、タバコ企業全般に逆風が吹いています。このため、将来的な売上減少や訴訟リスクが懸念されます。

 

【多角化戦略】
アルトリアは、こうしたリスクに対応するために、電子タバコや無煙タバコ製品、さらにはカンナビス(大麻)関連事業への投資など、事業の多角化を進めています。特に、ジュール(JUUL)のような電子タバコ企業への出資や、カンナビス産業のリーダーであるクロノス・グループへの投資は、将来の成長分野として注目されています。ただし、これらの新事業には依然として規制リスクや市場の不確実性が伴います。

 

3. 財務状況とキャッシュフロー

【キャッシュフローの強さ】
アルトリアは、安定したキャッシュフローを生み出しており、これが高配当の支払い能力を支えています。同社のキャッシュフローは、成熟したタバコ事業によるもので、これにより積極的な株主還元が可能となっています。

 

【負債管理】
企業は、負債を適切に管理しており、財務体質は比較的安定しています。ただし、新規事業への投資や訴訟関連費用が負債に与える影響については注意が必要です。

 

4. 成長の課題と機会

成長の停滞: タバコ事業においては、規制強化や消費者の健康志向の高まりにより、売上成長が頭打ちになっている状況です。これが企業全体の成長を抑制する要因となっています。

 

【新市場への進出】
これに対して、アルトリアは新市場への進出を図っており、カンナビス市場や新たなニコチンデリバリーデバイス(例:加熱式タバコ、電子タバコ)での成功が、今後の成長ドライバーとなる可能性があります。しかし、これらの市場はまだ成熟しておらず、競争や規制リスクが高いため、長期的な視点での評価が必要です。

 

5. 株価とバリュエーション

【株価動向】
アルトリアの株価は、配当利回りの高さにより、インカム投資家に支持されていますが、タバコ事業に対する懸念から、株価の大きな上昇は期待しにくい状況です。ただし、現在の低金利環境では、高配当利回りの魅力が増しており、株価の安定性が評価される場面もあります。

 

【バリュエーション】
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)は、業界平均に比べて割安な水準にあることが多いです。これは、市場がタバコ事業のリスクを織り込んでいるためであり、リスクとリターンのバランスを慎重に考える必要があります。

 

結論

アルトリア・グループは、安定した高配当を提供する一方で、タバコ業界特有のリスクを抱えている企業です。インカム投資家にとっては魅力的な銘柄ですが、成長性や新規事業の不確実性を考慮しつつ、リスク管理を行うことが重要です。特に、事業の多角化がどの程度成功するかが、今後の企業価値に大きく影響するポイントとなります。

 

 

配当利回りが高い

先ほども言いましたが、このMO/アルトリア・グループは配当利回りが高いというのが何よりの魅力ではないでしょうか。

 

たばこ業界自体はこれから魅力的になっていくという事は考えられません。健康被害があるのは間違いないので、もっともっと規制がひどくなる可能性も高いと思いますので。

 

配当利回りは、株価が44.7ドルで、

8.84%

という高さですから、たこ足配当かと思うぐらいの高さですよね。でも、ちゃんと利益の中から配当を出しています。

 

配当利回りが高いと配当性向も気になるかと思いますが、配当性向は79%となっていて高いですがちゃんと利益の中から出しているという事になりますね。

 

この配当金だと税金の事とかを全く考えないと、100万円投資すると1年間で8万8400円も配当金がもらえるという事になります。1,000万円あれば88万4千円という事になりますからね。

 

1億円ほど資金があって、全額MO/アルトリア・グループに突っ込めば、結構余裕でFIRE出来るのではないでしょうか。

 

配当の権利落ち日・配当日

MO/アルトリア・グループは1年間で配当金が4回貰えます。別にそれによって配当金が増えるという訳ではないですが、回数が多いというのは嬉しいですね。

 

当たり前ではありますが、配当金をもらうには権利落ち日にちゃんと株を購入しておかないといけません。権利落ち日と配当日は以下のようになっています。

 

権利落ち日 配当日
3月中旬~下旬 4月下旬
6月中旬 7月上旬~中旬
9月中旬 10月上旬~中旬
12月中旬~下旬 1月上旬~中旬

 

まあ、ちょっとその年などによって違うと思うので、ある程度の日にちを上記を目安にしておくといいかと思います。

 

MO/アルトリア・グループの配当金推移

高配当株に投資していくのならば連続増配企業というのは有難いですよね。購入金額に対して、何もしなくても配当利回りが上がっていくという訳ですから。

 

このMO/アルトリア・グループは54年連続増配しているのです。半世紀以上毎年配当金を挙げているっていうのはすごすぎですね。

 

それだけ利益も安定して出せているという事なんでしょうね。タバコ業界ってライバルが少なめなので、ある程度安定して大きくできれば安定感抜群なのかもしれません。

 

とりあえず、2,000年からの年間配当金推移を紹介しておきます。

 

2000年 0.52ドル(当時のフィリップ・モリス名義)
2001年 0.58ドル
2002年 0.64ドル
2003年 0.70ドル(社名をアルトリアに変更)
2004年 0.84ドル
2005年 0.88ドル
2006年 0.92ドル
2007年 1.16ドル(フィリップ・モリス・インターナショナルのスピンオフ)
2008年 1.32ドル
2009年 1.46ドル
2010年 1.58ドル
2011年 1.70ドル
2012年 1.84ドル
2013年 2.08ドル
2014年 2.26ドル
2015年 2.35ドル
2016年 2.54ドル
2017年 3.00ドル
2018年 3.28ドル
2019年 3.28ドル
2020年 3.40ドル
2021年 3.44ドル
2022年 3.60ドル
2023年 3.76ドル

 

新NISAなら日本での税金がかからない

米国株の配当金に対する税金ですが、先ず米国で10%が課税されたあとに、日本国内で20.315%が課税されます。

 

10万円の配当をもらったとすると、米国で10%なので1万円が課税されて9万円。その9万円に対して、20.315%が課税されて、最終的に受け取れる金額は7万1,717円となります。

 

まあまあ、税金取れれますよね。ただ、確定申告することにより米国で課税された税金の一部、または全部を取り戻すこともできます。まあ、この辺はとりあえずおいておきましょう。

 

この米国での配当金は新NISA口座で保有すれば日本でかかる20.315%は非課税となります。税金が引かれないという事ですね。

 

なので、先ほどの10万円の配当金だとすると、米国での10%だけなので9万円もらえるという事になります。この差は大きいですよね。

 

ちなみに、NISA口座で保有すれば日本での税金はかかりませんが、米国での課税は確定申告をしてもされます。外国税額控除は受けれないという事です。

 

とりあえず、NISA枠が余っているのならばMO/アルトリア・グループはNISAで交友しておくといいでしょう。

 

MO/アルトリア・グループの買い方

MO/アルトリア・グループを買いたいという人は結構いると思いますが、このMO/アルトリア・グループの買い方ですが基本的に米国株を扱っている証券会社なら購入することができます。

 

人気の楽天証券では普通に購入することができます。ただ、MO/アルトリア・グループを購入できない証券会社もあるので、自分が使っている証券会社をまず確認してください。

 

MO/アルトリア・グループなどの米国株の購入ができないのならば、楽天証券の口座を開設して購入するといいでしょう。

 

あと、NISA口座で購入したいという場合は、NISA口座を開設している証券会社を確認しないといけませんね。購入できないのなら移転などもしないといけません。

 

とりあえず、MO/アルトリア・グループは連続増配の高配当株ですので、魅力は多いと思いますので購入するかどうか?というのをしっかり検討して購入するなど決めるといいでしょう。

 

楽天証券



 

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